母から私、そして母へ。我が家の電子ピアノのお話。

その他のこと

私は小学生の頃にピアノを習い始めました。
我が家にはピアノがなく、息を吹きながら音を鳴らす「ピアニカ」を使って練習をしていたのですが、
曲が難しくなるにつれて息継ぎが大変に。

そんなある日、母がヤマハの電子ピアノをプレゼントしてくれました。
とても嬉しかった記憶があります。

ただ、私は習い事が続かない性格だった為、ピアノ教室を数年でやめてしまいました。
興味の対象がピアノ以外のものに移ってしまい、電子ピアノはそのまま家の隅っこにひっそりと…。

当時、祖母の家で同居生活でしたが、
家を出ることになり、新居にはピアノを置くスペースがなく、
そのまま祖母の家に残してきました。

それから24年が経過し、祖母の体調不良がきっかけでピアノを引き取ることになりました。

私はもぅ弾けなくなっていますが、母が70代目前に健康を意識し始め、ピアノを練習することに。
初心者用の本を購入し、あいみょんの「マリーゴールド」を練習中です。

母も小さい頃に少し習っていたそうで、一小節ごと片手で練習しています。
指が上手に動かなかったり、両手で弾くと混乱するそうですが、楽しんでいます。

家の中にピアノの音が響くのは、本当に久しぶりで懐かしいです。
私の為に買ってくれピアノが長い時を経て、母が弾くようになり、
予想外の展開に親子で驚いています。

「母から私、そして母へ」
今まで故障せずに、待っていてくれたピアノに感謝です。

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